(この記事は、前回の記事↓↓↓の続きです)
妊娠・出産が多い年代に発症しやすい関節リウマチ
関節リウマチの発症年代は、30代~40代にピークを迎えます。男女比は男性:女性=1:4で女性に多く見られる病気です。20代で発症される方もいらっしゃいます。
現代の女性の平均初婚年齢は29.4歳(2016年度)で、平均初産年齢は30.7歳。どちらもまだまだ上昇傾向にあります。この年代はまさに、関節リウマチの発症が多い年代と重なるわけです。
結婚・妊娠・出産・転職や退職。女性の20~40代は、ライフイベントが多発する時期なのです。そこに、関節リウマチが加わってくる可能性がある。くますはまさにそんな30代で関節リウマチを発症したうちの一人です。
関節リウマチでも妊娠は可能?対策は?
前述のライフイベントの中の一つ、妊娠。
関節リウマチの発症時期と妊娠を望む時期が重なる方も多いと思います。関節リウマチを発症している状態でも、妊娠は問題なくできます。ただ、必ず主治医と相談して病状や投薬などに関して少し気を付けて計画的に進める必要があります。
私の主治医のお話によると、主に気を付けるポイントは、「投薬」と「炎症」だそうです。(私が個人的に聞いたことなので、私用の進め方が含まれているかもしれません。参考程度に見て頂いて、必ず主治医と相談してオーダーメイドの進め方を教えてもらってくださいね)
妊活に際して一番気を付けるポイントは「投薬」
主治医にお話を聞いたところ、 関節リウマチである人が妊娠を望む際に一番気を付けるべきことは「投薬」だということです。
1.MTX
現在では、関節リウマチの治療において第一選択薬としてMTX(メトトレキサート、メトレート、リウマトレックスなど)を服用することが多くなっています。このMTXは、服用中に妊娠すること・妊娠中に服用することを禁忌としています。胎児の心臓などに影響がある可能性があるためです。必ず服用を中止して3か月待って(1生理周期を経ればOK、と言われることもある)から妊活を始めます。
2.ステロイド
投与しているステロイドの量が多いほど、妊孕性(妊娠しやすさ)がさがると言われているそうです。
3.痛み止め(ロキソニンなど)
痛み止め(ロキソニンなど)を服用すると、妊孕性が下がると言われているそうです。
MTXは胎児に影響があることが確認されているので絶対に断薬しなくてはいけない。ステロイドや痛み止めは胎児に影響があるというよりは妊娠しやすさを落としてしまうため、使用しないでいけるのであれば使用しないといった感じでした。MTXを中止した後は、胎児に影響が少ない薬に置き換えて妊活を始めます。
もう一つのポイント「炎症」
主治医に聞いたもう一つのポイントは「炎症」でした。炎症の具合が高い状態(リウマチを薬でコントロールできていない状態)である場合、妊孕性(妊娠しやすさ)が下がることがあるとのこと。
《まとめ》妊活のためには、リウマチの活動性を抑えた状態をまず作り、以後投薬内容を変える
以上のお話から、妊活までのステップとして
①投薬によりひとまず炎症を抑え、病状が落ち着いた状態を作る
②投薬内容を妊活に合ったものに変える
という手順を踏むことになりました。
長くなったので次回実際に行った投薬内容を書きます。
つづく。
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