前回の記事の続きです。
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(前回の記事はこちら)
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前回の記事の通り、幼少の頃はお母さんのおかげでお菓子をあまり食べていなかったくますですが、高校生になってから状況が変わります。
一方、学校はというと、くますが行っていた高校はとても厳しい指導がされるところで、毎日宿題も山ほど出ましたし、やっていなかったり分からなかったら授業中かなり怒られました。(なのでアルバイトも夏休みなどまとまったお休みがある時しかできませんでした)
高校1年生の時から大学受験の準備が始まっていて、勉強勉強の日々。くますは子供ながらにとてもストレスに感じていました。怖い先生ばかりで、あまり高校が好きではありませんでした。
そんなある日、高校1年生の終わり頃だったでしょうか。こんなことがありました。
精密検査をした結果、甲状腺機能低下症と診断されました。
甲状腺に炎症が起こり、大きく腫れていたのです。
甲状腺機能低下症って?
自己免疫疾患の一つで、「自分の免疫細胞が甲状腺を異物とみなして攻撃し、甲状腺が炎症を起こす病気」です。炎症が起こって腫れているだけで、甲状腺の機能は低下していない状態では、これを「橋本病」と呼びます。
橋本病がひどくなると、「甲状腺機能低下症」になります。甲状腺機能低下症は、橋本病と同じ理由で甲状腺が炎症を起こし、さらに甲状腺の機能が根本的に低下してしまう病気です。くますはすでに甲状腺の機能が低下してしまっていました。
この逆で、甲状腺機能が亢進してしまう病気が本田選手も治療されていたバセドウ病です。
甲状腺の病気を持っている人は、推定500万人ほどいるそうですが、その症状の進行が緩やかなものが多いので、気づかずに暮らしておられる方が大勢いるそうです。
リウマチも甲状腺機能低下症も自己免疫疾患
リウマチは免疫細胞が関節を攻撃。橋本病や甲状腺機能低下症は甲状腺を攻撃。どちらも自分で自分の細胞を攻撃して炎症を起こさせてしまう病気です。
(くますがリウマチを発症した時の漫画はこちらから読めます)
しかもどちらも原因不明、さらに治癒もしないとされています。
また、なんと日本では関節リウマチで橋本病(甲状腺機能低下症)を併発する方は全体の3割にも上るそうです。 くますは、この二つの病気が無関係で原因が不明なものであるとはとても思えません・・・なにか共通の原因があるのではないでしょうか。
今では、甲状腺機能低下症の発症時にもう少し真剣に自分の体と向き合うべきだった(病気の原因は?とか治す方法は?とか)と思うのですが、当時はインターネットも発達してなかったですし、くますはあまり深刻に考えていませんでした。小さな薬を一粒、毎日飲むだけだったし、飲んだらだるさや体重もだんだん戻りました。
むしろ、都会にあるその病院に行くときは、くます母とおしゃれなお店でランチができたりお買い物ができたので、喜んでいるくらいでした。(究極の無知だったのです・・・!)
(くます母はというと、くますが一生治らない病気になってしまったとショックを受けていました・・・)
今思うと、ここからくますの免疫細胞の異常は始まっていたのです。
つづく
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