前回の記事の続きです。
(前回の記事はこちら)・・・・・・・・・・・・・・・・・
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くますがアマゾンで購入した本はこちら。
この本の著者の本間良子・龍介夫妻は、二人とも医師。夫の龍介氏は、長年原因不明の重度の疲労に悩まされており、ついに寝たきりに。うつと診断されるが一向に回復しません。そんな時、良子氏がアメリカの医師が提唱するAdrenal Fatigue(アドレナル・ファティーグ=副腎疲労)という言葉に出会います。副腎疲労の対策をすると、龍介氏が長年の不調から見事回復。今はお二人で、副腎疲労外来のあるスクエアクリニックという病院を開業されています。
まさに副腎疲労に悩まされてきた張本人であり医師であるお二人が執筆された本だけあり、とても詳しく状況や対策が書かれています。
副腎疲労にはこんな症状がある!
副腎疲労に陥ると、主に以下のような症状が出てきます。
- 朝起きるのがつらい
- 元気が出ずいつもだるい
- イライラしやすい
- 気持ちが落ち込み、鬱々とする
- カフェインや甘いものを摂取しないと元気が出せない
- 集中力がなくなる
- 記憶力が落ちる
- 夕食後など、夜になったら元気が出てくる
- 生活や人生に何の楽しみも見いだせない
- 便秘や下痢になる
副腎疲労は、日本ではまだなじみがなく、医師でも知らない人が多い状態です。
そのため、うつ病と診断されることが多く、治療による回復が望めず長年苦しんでいる方も多いそう。
副腎疲労は具体的にどんなもの?
ストレスの多い生活や偏った食事、体内の炎症などで、副腎が疲労してしまい、うまく働かなくなる病気です。副腎から分泌される「コルチゾール」という血圧や血糖値をあげる働きをするホルモン量が減ってしまい、慢性的な疲労やうつ状態が続いてしまうのです。
いろんな病気につながっている副腎疲労
副腎疲労を研究する医師の間では、甲状腺疾患、関節リウマチ、線維筋痛症喘息、うつ、糖尿病、高血圧などの病気の背後には他ならぬ副腎疲労が隠れていると考えられています。そのため、アメリカの抗加齢医学界では、ホルモンの投与など投薬治療の前に副腎疲労が無いかどうかを検査することを進めています。すべての病気の根底に、副腎疲労が隠れている可能性があり、その副腎疲労を回復させればそれに伴う病気も回復する可能性があると考えられるためです。
くますは甲状腺機能低下症と関節リウマチを併発しています。副腎疲労から脱出できれば、それらの病気も良くなるかもしれない。前回の記事にあるような他の不調にも悩まされていますし、副腎疲労を治さない手はない!と思いました。
副腎疲労は必ず治せる!
本には、龍介氏やその他副腎疲労外来の患者さんの体験記が詳しく載っており、彼らはその後、生活習慣を変えることで副腎疲労を治癒させ、元気を取り戻しています。副腎疲労は、自分で治すことができるのです。
副腎疲労に有効な対策とは?
- 朝起きて一番最初に塩水を飲む。
- 朝・昼・夜の各食事でしっかりたんぱく質をとる
- コーヒーなどのカフェイン飲料の摂取量を徐々に減らしていく
- 緑黄色野菜や果実からビタミンやカリウムを摂る
- グルテン・カゼインを断つ
- 乳酸菌で腸内環境を整える
- 睡眠を十分にとる(二度寝OK!短い昼寝OK!)
- ストレスを減らす
- 朝の日光を浴びる
対策はたくさん書かれてありますが、代表的なのは上記のようなもの。ここでもグルテンフリーとカゼインフリーが出てきました。リウマチ関連書籍で必ず出会うこの言葉。きっと免疫疾患には腸が関係していることは間違いないでしょう。(グルテン・カゼインフリーの記事はこちら)
副腎疲労を治そう!
今回読んだ本『しつこい疲れは副腎疲労が原因だった』は、コンパクトな文庫本サイズでありながら、必要な情報がみっちり詰まっていて、とても参考になりました。価格も手ごろで文章も読みやすいので、副腎疲労に心当たりがある方におすすめしたいです。上に挙げた以外にも、たくさんの具体的な情報が書かれています。
くますも読んだその日からさっそく生活習慣を変えてみました!
次回は、これらの対策を講じてみたくますのレビューを書きたいと思います。
つづく
(続きはこちら↓)
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